【検証】無料の自動翻訳サービスを徹底比較!使えるのはどれだ?

Google翻訳などの自動翻訳サービスを使って翻訳したいけど、Google以外にもエキサイト、Weblioなどいろいろある。結局どのサービスを使えばいいの?

この疑問に答えていきたいと思います。

この記事では翻訳サービスを9個厳選し、検証用文章を投入して日本語に翻訳させ、その出来を確認することでレベルの高い自動翻訳サービスがどれかを検証してみたいと思います。

なお本来なら、検証用文章を英語で用意したほうがわかりやすいですが(この記事のSEOにもいい)、わたしが英語より日本語⇔中国語間の翻訳に詳しいので、この記事では中国語で検証用文章を準備し、翻訳サービスに翻訳させることにしました。

言語によって自動翻訳サービスの得手不得手も違ってくると思いますが、翻訳エンジンの原理が同じなので、大差はないものと思います。

また、後日協力を得て、英語でも同じことをしてみたいと思っています。

結論:Googleを中心に、他をサブとして総合的に利用すべし

まず結論ですが、検証の結果、どの自動翻訳サービスも実用に耐えうる訳文を生成することが難しく、したがってこれを使えばOK、という単体のサービスはありません。

外国語を日本語に翻訳する場面で自動翻訳を利用する場合は、Google翻訳をメインに使用し、他のサービスも併用して、それらの翻訳結果を見比べて、総合的にどういう意味か判断したほうがいいでしょう。

また中国語を、または中国語に翻訳する場合は、Baidu翻訳も利用したらいいでしょう。

逆に日本語を外国語に翻訳する場合は、コツを押さえれば、Google翻訳などのメジャーなところだけでもまあまあ程度の訳文を仕上げられる可能性はあります。

参考記事:機械翻訳で日本語を外国語に翻訳するコツ(準備中)

なお機械翻訳は「『とにかく翻訳する必要があり、多少間違いがあっても大丈夫』という場合に限って使っていい」ということは、こちらの記事で先日お伝えしました。

検証対象の翻訳サービス

今回検証に使う翻訳サービスは下記の9個です。すべて無料で使えるものです。

上記のうち、一番最後のBaiduは中国発のサービスで、インターフェイスも中国語ですが、中国語翻訳において一長の利があると言われていますので、リストに載せることにしました。

また上記のほかにも、たとえばInfoseek翻訳やTranslate.com、みらい翻訳などがあります。

ただ、Infoseek翻訳については、検証したところ、Weblio翻訳と同じ翻訳エンジンを使っているようで、検証した限りではいつも同じ訳文が出力されていました。

またTranslate.comについても、どうもBing翻訳と同じ翻訳エンジンのようで、こちらもほぼ同じ訳文だったので、割愛することにしました。

みらい翻訳については、基本的に有料なので、本稿の趣旨に合わないということで、紹介を控えることにします。

検証に使用する文章

さて、検証に使用するスタイルの異なる文章を3つ用意しました。

検証用文章その1

1つ目は中国駐日本大使館の、在日華人向けのお知らせで、いわば「お堅い文章」です。

亲爱的侨胞们:

  新冠疫情发生以来,广大在日侨胞迅速行动,慷慨捐助,积极筹集抗疫物资支援祖(籍)国,彰显了血浓于水、风雨同舟的家国情怀。我们向各位侨胞致以崇高的敬意和衷心的感谢!

http://www.china-embassy.or.jp/chn/sgxxs/t1786029.htm

この文章を人力(私ですが)翻訳してみます。

まずは直訳調で。

親愛なる在日同胞の皆様

 新型コロナウイルスによる感染症が発生して以来、在日同胞の皆様は速やかに行動し、気前よく寄付し、積極的に防疫用の物資を集めて祖国(旧祖国)を支援し、固い絆と助け合う精神を示しました。在日同胞の皆様に崇高なる敬意と真心による感謝を申し上げます。

次にこれを、日本語として自然になるように不必要な装飾をとったり、表現を変えたり、語順を調整したりして加工します。

在日同胞の皆様

 新型コロナウイルスによる感染症が発生して以来、皆様は私財を投じて物資を集め、積極的に祖国(旧祖国)を支援しました。これは我が同胞の固い絆と助け合う精神を世界に示したものです。在日同胞の皆様に衷心より、敬意と感謝を申し上げます。

検証用文章その2

もう1つはややゆるめの芸能ゴシップで、福原愛夫婦についての記事の冒頭部分です。

福原爱江宏杰撇孩子享受二人世界 贴脸自拍很甜蜜

7月7日晚,福原爱在社交平台上晒出和老公江宏杰外出游玩的恩爱照片,并配文称:“回家了!”还配上了三个比心的表情。

http://ent.163.com/19/0707/22/EJH39CRL00038FO9.html

やや直訳調に翻訳しますと、

福原愛と江宏傑は二人きりの時間を楽しむ 頬ずりセルフィは幸せそう

7月7日夜、福原愛はSNSで夫の江宏傑と旅行に出かけたときの仲良し写真を掲載した。「帰ってきたよ」の一文に、3つのハートの絵文字もつけられている。

検証用文章その3

3番目は中国版ツイッターこと「Weibo」での太っている猫についての一連の異なるユーザーのやり取りで、完全に話し言葉です。

ちなみに本題と関係ないですが、日本のIPだからか、Weiboで私が最初にしたのは、日本関係の内容ばかりでした。この太っている猫のスレッドも、日本のユーザーがツイートしたもののようです。

生活:吃饱了…玩够了…

这只猪真肥啊

好像海豚

做猫真幸福啊。

该变回原形了

我妈:这猫一大堆

https://www.weibo.com/2213526752/J4VkOi52v?ref=feedsdk&type=comment#_rnd1592100960242

翻訳しますと

(スレ主)生活:いっぱいたべた…たっぷりあそんだ…

(レス1)この豚は太ってるね

(レス2)イルカみたい

(レス3)猫っていいなー

(レス4)そろそろ元の体型にならないと

(レス5)うちの母:この猫は山みたい

上記の検証用文章を各自動翻訳サイトに投入し、日本語に翻訳させ、結果を一覧にして見比べます。そして、どのサービスがいちばん優れた翻訳を出しているかを検証したいと思います。

検証その1

まずは検証用文章その1を翻訳します。

在日同胞の皆様

 新型コロナウイルスによる感染症が発生して以来、皆様は私財を投じ、物資を集め、積極的に祖国(旧祖国)を支援しました。これは同胞の固い絆と助け合う精神を明らかにしたものです。在日同胞の皆様に衷心より、敬意と感謝を申し上げます。

という内容だったんですね。

なお各翻訳サイトもこくいっこくと進化していますので、下記に掲載した翻訳が閲覧時点でも同じ内容が出力されるとは限りませんのでご了承ください。下記の訳文は2020年6月15日や16日時点のものです。

翻訳サービス訳文
Google翻訳親愛なる海外の中国人:

crown新しい王冠の流行が発生して以来、日本における海外の中国人の膨大な数が、彼らの祖先(出身国)を支援するために迅速かつ寛大に寄付し、積極的に抗流行物質を調達し、血が水よりも厚く、嵐が同じである彼らの祖国の気持ちを示しています。 海外の中国人の皆様に心より感謝申し上げます。
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Bing翻訳親愛なる外国人:

新冠の発生以来、日本の同胞の大多数は、迅速に行動し、寛大な寄付を行い、先祖(国籍)の国を支援するための抗疫病物資を積極的に調達し、水よりも血が濃く、風と雨の同じボートの家庭の感情を強調しています。 私たちは、すべての外国人に心からの敬意と感謝の意を表したいと思います!
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エキサイト翻訳親愛なる華僑同胞達:

新しい冠の疫病発生の情況の発生から、広大に日で華僑同胞は迅速に行動して、気前よく寄付して、積極的に疫病の物資を抵抗する祖(籍)の国を支援するのを工夫し集めて、、困難を共に切り抜ける家の国の気持ちを明らかに示しました血は水よりも濃し。私達は各位の華僑同胞に向って深い敬意をよせますと心からの感謝!
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Weblio翻訳親愛な華僑たち:

新しい冠疫病発生の情況が発生する以来は、尨大さは華僑に急速に行動して、寛大さは寄付して、積極的に抗疫病物資を調達して祖(籍)国を援助して、水、困難を共に切り抜いた心情に血濃厚さを明らかに現しました。心から感謝を申し上げることと私たちは各位の華僑に崇高な敬意をを申し上げます!
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DeepL翻訳駐在員の皆様。

新関市での伝染病発生以来、多くの在日同胞が迅速かつ寛大に行動し、祖国(原産国)の伝染病対策を支援するため、積極的に物資を集め、寄付を行ってきた。 血は水よりも太く、太く細く通って同じ船に乗っているという国民的な感覚があります。 私たちは、ディアスポラにいるすべての同胞に深い敬意と心からの感謝の意を表します。
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CROSS-Transer親愛な華僑たち:

新しい冠疫病発生の情況は以来が生じて、華僑に広大に急速に行動して、寛大さは寄付して、積極的に抗疫病物資を調達して祖(籍)国を援助して、血は水よりも濃い、困難を共に切り抜く家国心情を明らかに現しました。私たちは華僑のみなさんに崇高な敬意を申し上げて心から感謝を申し上げます!
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Fresheye翻訳親愛なる在外同胞たち:

新冠疫病は以来が発生し、
多い日在外同胞は迅速に行動し、
気前がよく援助し、
積極的に疫物資が先祖を支援する(籍)国を計画し集めて抵抗し、
血に濃い水において、艱難辛苦を共にする家国心情を明らかに示した。
私達は各位の在外同胞へ崇高な敬意と心から感謝を伝える!
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みんなの自動翻訳親愛なる海外たち:

新冠疫病が発生して以来、多くの在日華僑が迅速に行動し、気前よく寄付をし、積極的に抗疫物資支援祖(籍)国を集め、血が水より濃く、雨天決行の家国情懐を示した。
我々は皆様に敬意と心からの感謝を申し上げます!
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Baidu翻訳親愛なる同胞:

新冠の疫病が発生して以来、多くの在日華僑が迅速に行動し、気前よく寄付し、積極的に防疫物資の援助の祖国を集め、血が水よりも強く、風雨と船のような家族の気持ちを明らかにしました。私たちは華僑の皆様に崇高な敬意と心からの感謝を申し上げます。
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いかがでしょうか。いちばんいい訳文を選ぼうにも、なかなか難しいですね。わたしはそんな中で、CROSS-Transerの翻訳は、この検証用文章に限っては、いちばんかなと思います。あくまでこの文章に限ってですが。次点はGoogle翻訳です。Baidu翻訳にもう少し期待していましたが、Googleより1つ下の3位ということで。ほかは不合格となります。

少し具体的に見ていきましょう。

この文章は日本にいる中国人向けのもので、最初の一文にある「侨胞」という語は、「在日同胞」か「華僑」、「在日中国人」とかどれでもいいですすが、いくつかの翻訳では「外国人」、「駐在員」、「海外たち」としょっぱから間違っていますね(赤の文字で示しています)。

あと、中国語で「新冠」は「新型冠状(コロナ)病毒(ウイルス)」、つまり新型コロナウイルス、の略語ですが、どの翻訳サービスも正しい日本語を出力できていません(ピンクの文字で示しています)。新型コロナウイルスによる感染症が発生してから半年以上経っていますが、まだどの自動翻訳サービスでもこの語が収録されていないです。

いっぽう「新冠」をそのフルネーム「新型冠状病毒」に直すと、今度はすべての翻訳サービスで正しい翻訳が出力されました。

他にも中国語特有の言い回しとして、「血浓于水」(血が水よりも濃い。つまり親族または同胞(血)間の絆が、赤の他人(水)よりも強いという意味)や、「风雨同舟」(風のときも雨のときも同じ船に乗っている。つまり苦楽を共にするの意味)がありますが、これをうまく翻訳できているのはCROSS-Transerだけでした。けど何度も言いますがCROSS-Transerがよいのは、あくまでこの検証用文章に限ってのことです。実際、他の文章を投入したのですがそんなにいい結果が返ってきていません。

検証その2

続いてスタイルがゆるめの検証用文章その2を検証していきます。次の内容の文章でしたね。

福原愛と江宏傑は二人きりの時間を楽しむ 頬ずりセルフィは幸せそう

7月7日夜、福原愛はSNSで夫の江宏傑と旅行に出かけたときの仲良し写真を掲載した。「帰ってきたよ」の一文に、3つのハートの絵文字もつけられている。
翻訳サービス訳文
Google翻訳福原愛江弘傑は子供たちを残して二人の世界を楽しんだ

7月7日の夜、福原愛は夫の江洪傑との恋愛の写真をソーシャルプラットフォームで公開し、記事には次のように書かれています。
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Bing翻訳福原愛江本傑の子どもは2人の世界を楽しむ 顔撮りが甘い

7月7日の夜、福原愛はソーシャルプラットフォームで、夫のジアン・ホンジとの遊びの写真を公開し、「家に帰れ! 「ビピカの表情も3つ。
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エキサイト翻訳福原愛と江宏傑が子供をほうって2人の世界を享受して頬擦りして自分撮りするとても幸せです

7月7日の晩、福原愛は社交プラットフォームの上で日に当てだして旦那さんの江宏傑と外出して遊ぶ仲むつまじい写真、そして文を配合して語ります:“家に帰りました!”また(まだ)3つつけて心の表情を比べます。
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Weblio翻訳福原愛の江宏杰は子供を捨て去って二人世界を受けて顔を貼って当然叩いて甘いです

7月7日、遅くて、福原愛は社交プラットフォームに出して亭主の江宏杰外出の遊びのこまやかな愛情写真と、そして文称を配合することを晒して:“帰宅しました!”まだ3個を配合して気をつけた表情を比べます。
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DeepL翻訳と、その場に居合わせた人たちに声をかけていました。

7月7日夜、福圓愛さんはソーシャルメディアで夫の江宏傑さんとのラブラブな写真を撮影し、「帰ってきました!」と書き込んだ。 ” バイカーの表情が3つもついています。
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CROSS-Transer福原愛の江マクロ傑放置子どもはとても二人世界を楽しんで顔自撮りを貼って甘いです

7月7日の晩、福原愛は社交プラットフォームに亭主の江マクロと傑レジャーの仲むつまじい写真を晒し出して、そして文章を配合して称します:「家に帰りました!」まだ3つ心の表情より上を配合しました。
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Fresheye翻訳幸福はもともと江宏傑が子どもを投げて二人の世界を享受すると愛し 顔を貼って当然たたいてとても甘く 7月7日夜、

幸福はもともと社交プラットホームに愛して出て夫の江宏傑は外出して遊ぶ仲むつまじい写真をさらし、
文を組み合わせてさらに呼ぶ:
“帰宅した!
”まだ上を組み合わせた三個心の表情に比べて。
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みんなの自動翻訳福原愛江宏傑は子供を捨てて2人の世の中を楽しんでいます。自分で撮った写真はとても甘いです。

7月7日夜、福原愛はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に、夫の江宏傑と外に遊びに行く恩愛の写真を掲載し、「帰ってきた!」と3つの表情をつけた。
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Baidu翻訳福原愛江宏傑は子供を残して、二人の世界で顔をくっつけて自分撮りを楽しんでいます。

7月7日夜、福原愛さんは社交プラットフォームで夫の江宏傑さんと一緒に遊びに行った恩愛写真を焼き付けました。そして、「家に帰りました。」3つの比心の表情も合わせました。
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この検証用文章その2の翻訳では、残念ながらすべての内容を意味的に正しく翻訳した自動翻訳サービスは1つもありませんでした。

Google翻訳はとても自然で正確な訳文になっていますが、「次のように書かれています」の次に、肝心の「どのように書かれているか」の部分、つまりもともとの文章にある「帰ってきたよ」の部分がまるごと抜けて訳出されていません。前半がいいだけに、惜しいです。

もう1つ惜しいのが、Baibu翻訳です。「比心」はハートのジェスチャーを作る意味ですが、結局はハート型の絵文字のことです。Baiduは「恩愛写真」「焼き付け」など、不自然な表現を連発していますが、漢字なのでまだなんとか分かりますが、流石に日本語として「比心」をそのままにすると中国語がわからないとわからないですね。

面白いのがみんなの自動翻訳。江宏傑さんの名前が「江マクロ傑」に翻訳されています(紫色の文字で示しています)。これはあだ名、ではないですよね。実はEXCELのあの自動化させるプログラム「マクロ」のことを、中国では「宏」といいます。つまり「江宏傑」を人名として認識していないということですね。

検証その3

最後に検証3に行きます。

(スレ主)生活:いっぱいたべた…たっぷりあそんだ…

(レス1)この豚は太ってるね

(レス2)イルカみたい

(レス3)猫っていいなー

(レス4)そろそろ元の体型にならないと

(レス5)うちの母:この猫は山みたい

上記のようなSNSでのやり取りだったんですね。

翻訳サービス訳文
Google翻訳人生:十分に食べて…遊ぶのに十分…
この豚は本当に太っている
イルカのように
猫になって幸せです。
元の形に戻る時が来ました
母:猫がたくさんいる
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Bing翻訳人生:満腹… 十分に再生…
この豚は本当に太っている。
まるでイルカのようだ。
猫を作るのは本当に幸せです。
それは元の形に戻る時間です。
ママ:この猫は山を持っている
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エキサイト翻訳生活します:満腹しました…遊んで足ります…
このブタは本当に肥えています
イルカ
猫をするのは本当に幸せです。
正体が変わるべきです
私のお母さん:この猫の一大のヒープ
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Weblio翻訳生活して:満腹になった…十分に遊んで…
この豚は本当に太りますね
イルカのようです
猫が本当に幸福であることを作りますね。
原形を変え帰らなくてはいけなかったです
私のお母さん:この猫は多いです
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DeepL翻訳生活:十分な食事…十分な楽しみ…
さすがデブ豚だな。
イルカのような感じです。
猫っていいですね。
戻る時が来た
母:それは猫が多いですね。
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CROSS-Transer生活:満腹になりました…遊び足りました…
この豚は本当に太りますね
イルカのようです
猫をすることは本当に幸せですね。
原形が変わり帰らなければなりませんでした
私のお母さん:この猫は多いです
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Fresheye翻訳生活する:満腹で…足りたと遊び… 
この豚が本当の肥満だろう 
イルカのようで 
猫をして本当で幸福なあ。
この変化は原形に帰り 
私のお母さん:この猫が一大積み上げる
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みんなの自動翻訳生活:お腹いっぱい…遊び足りて…
この豚は太ってますね
イルカみたい
猫を作るのは幸せですね。
元に戻るべきだ
母:猫がいっぱい
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Baidu翻訳生活:ごちそうさまでした。遊び飽きました
このブタは本当に肥えていますね
イルカのようです
猫を作るのは幸せですね。
もう元の形に戻ります
この猫は山のようです。
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検証用文章3の翻訳は、DeepLとBaiduをあわせたらちょうどいい形になりますが、単体ですべて正しい意味に翻訳したサービスは、やはりありませんでした。

中国語にあった「做猫」は「猫になる」や「猫である」の意味ですが、「做」に「作る」の意味もあるので、かなりのサービスでは、「猫を作る」というふうに翻訳されています。それに対してDeepLの「猫っていいですね」はピッタリの良い翻訳です。

一方最後の「一大堆」は、多くのものが積み上がっている、という意味ですが、ここでは猫が太りすぎてまるでそこにずっしり積み込まれている荷物か何かの山のようだ、という意味になります。これはDeepLのほうは「多い」として解釈したので正解ではなくて、正しいのはBaidu翻訳の「この猫は山のようです」です。

ちなみにGoogle翻訳は、上記の2点以外はほぼ正しい翻訳になっています。

それ以外のサービスは、間違いが多めで、その翻訳を使って原文の正しい意味を捉えることは、難しいと思います。

まとめ

今回は検証用文章3つを使って自動翻訳サービスを検証しました。サンプル数が少ないので自動翻訳サービスの品質を総合的に評価するのにまったく足りませんが、少なくとも、一般的な文章を自動翻訳サービスで翻訳した場合、各サービスでどのような訳文が生成されるかについては、少しは把握できたかな、と思います。

この3つの文章は、決してわざと難しいものを探したのではなく、ネットで適当に拾ったものです。今回、外国語を日本語に翻訳したということで、どの程度の翻訳が出力されたかはわかりやすかったと思います。いっぽう日本語を外国語に翻訳する場合も、この逆を行っているだけなので、やはりレベルに大差のないものになってしまいます。ホームページを自動翻訳で外国語に翻訳する場合も、この程度の品質になるんだと、覚悟を決めとかなければならないでしょう。

検証の結果、3例のうち2例において、Google翻訳の訳文がわりとよくて、Baidu翻訳もすべて3例において、トップとは行かないものの、わりといい訳文を出せています。

それもそのはずで、機械翻訳は結局は良質なビッグデータと優れたアルゴリズムによって品質が高められるものなので、世界の雄であるGoogleと中国を独擅場とするBaiduには、やはり一日の長があるということでしょう。

ただ、この2つのサービスとて、実用に耐えうる訳文を出力できることはそうそうないことは、検証の結果を見れば明らかでしょう。

誤訳をできるだけ排除し、より正確な翻訳を入手するには、GoogleやBaiduを中心に据えながらも、他のサービスも参考にして、総合的に自動翻訳サービスを使用することが必要だと思います。

Baiduについて

今回は中国語から日本語への翻訳で自動翻訳サービスを検証しました。そのなかで、中国発のBaiduがいい成績を納めています。これはBaiduが中国発のサービスで中国語のビッグデータをたくさんストックしているからでしょう。英語から日本語に翻訳する場合においても今回と同じように有用になるかどうかはわかりませんが、ただ言えることは、日本語と中国語間の翻訳では、使ってみて損はないということです。

また個人情報や機密情報に関して、Baiduに預けることに対して、抵抗を覚える方もいると思います。自分の必要に応じて、使用する、またはしないを決めればいいかと思います。

黄天化でした。今回は以上です。